やさい食堂 七福
平日のみオープンのお店です。
武蔵野市立中央図書館沿い、保健センター向かいにあり、思いのほか雰囲気がいいじゃないですか。
パールブーケを訪れたときに、こちらのお店の存在を知りました。
七福、さくらごはん、パールブーケとも同じ事業所が経営しているようですね。
単なる作業所だった一部を改装して、和な雰囲気の店内に仕立ててあります。
客層は女性が多いでしょうか。
「野菜」「魚菜」「肉菜」と銘打ったランチメニューを見ると、ガッツリ食べたい方というより体にいいものを食べたいという方向けですね。
各メニューにはカロリーだけでなく、たんぱく質、脂質、塩分までが細かく記載されています。
普段あまり魚を食べないので、「魚菜」より「さわらの柚子味噌焼き」を選んでみました。
こちらは、野菜を「茹でずに加熱する」という食材のおいしさと栄養を逃さない調理法にこだわっています。
なるほど、ニンジンやブロッコリーはホクホクしていて美味しいですね。
さわらも丁寧に下処理されており、小骨などがなく食べやすいです。
また、面白い活動も行っていました。
その名も「Table for Two」。略して「TFT」。
「TFT」というマークの付いたメニューは、食べ物を必要としている世界の子供と二人で分かち合う食事なんです。
具体的には、食事代の20円が発展途上国(ウガンダ、ルワンダ、マラウィなど)の子供たちの給食として寄付されます。
つまり、一食選んで食べると一食届けられるというしくみ。
自分の健康のためにもなる社会貢献できるシステム・・・面白いことを考えるもんですね。
お店の方に伺うと、日本で410団体以上(2011年時点の数字なので現在はもっと増えているかも)がこのシステム参加しているそうです。
さてさて
七福と言えば、おからのベイクドチーズケーキの存在を忘れてはなりません。
なんたって武蔵野プレミアムにも選ばれたくらいなのですから、食べないわけには参るまい!
ランチセット価格の210円で追加オーダーしてみました。
うん、さっぱりんこ!
激ウマっというわけではありませんが、一般のベイクドチーズケーキに比べ半分ほどのカロリーでこの美味しさなら文句なし。
友人宅への手土産として丁度いいかもです。
寿香苑 AKATSUKI
最近めっきりご無沙汰の焼肉・・・
がっつりお肉が食べたい!というよりは、美味しいお肉を少しだけという気分のときばかりなので、あまり来る機会が少ないんですよね。
この前、久しぶりに焼肉を食べようと初めて伺った「しし屋」はとっても残念な結果だったので、どうにかリベンジしたいと思い、こちらへ。
AKATSUKIは、「寿香苑 あまつぼ」の姉妹店。「良いお肉を最高の味付けで」という提供スタイルを継承しつつ、脂の少ない赤身肉とワインや日本酒が楽めるお店というコンセプトです。
ちょっぴりお高めなお店ですが、平日限定のランチでは上質の赤身をリーズナブルな価格で戴けちゃうんです。
去年の秋頃までは
- 日替わり焼肉丼
- あまつぼカレー
- ビビンバ
- 冷麺
といったメニューでしたが、いつの間にか少しメニューが変わり
- 焼肉丼
- あまつぼカレー
- 焼肉サラダプレート
女性を意識したものとなっていました。
焼肉丼は3種類あり、極上三種の贅沢丼(1980円)、塩いちぼのさっぱり丼(1480円)、日替わり焼肉丼(980円)の中からお財布と相談できるようになっています。
しかも嬉しいのが、お肉のアドオンというシステム。
タン塩とか、ハラミ、カルビ、レバーなど8種類のお肉をどれでも280円/枚で追加できるんです。
さっそく、地下へ降りて、塩いちぼのさっぱり丼を注文。
ランチ時はフリードリンクなので、お好きなものを選んで焼肉丼を待ちます。
さすがにお酒はフリーではありません。
ふと壁を見ると、興味深いものが掲示されていました。
煙が出ない♪鉄板の交換が要らない♪
焼肉で煙が出るのは、高熱の鉄板にお肉が触れるためだそうで、水冷式の鉄板を使うことで煙が出ないロースターなんだとか。
へぇ~と感心していると、ニッコリ微笑みながらお姉さんが焼肉丼を運んできてくれました。
焼肉丼と言えば、焼肉タレの濃い味というのが定番ですが、これは「塩」です。お好みでどうぞと「ワサビ」も付いてきます。
お肉の味をタレで誤魔化せないので、自信のほどが伺えますね。
イチボって食べたことなかったけど、霜降りの甘みと赤身の旨みが合わさっていて美味しい!ワサビと一緒にサッパリと戴くのも楽しい!
塩イチボの上には焼き野菜が乗っており、この日は私の大好きな茄子でした。
もっと食べたいなぁ~という少し物足りないボリュームですが、美味しいので満足感はあります。
焼肉タレの濃い味でバクバクしたい方は日替わり焼肉丼、サッパリ美味しいお肉を食べたい方は塩イチボ丼、がっつり高級お肉を食べたい方は極上三種の贅沢丼という選択ですかね。
プラス180円で、アイス、ミニサラダ、キムチ、ビール、ワインのいずれかを選べるので、アイスを頼んでみました。
うん、こちらは至って平凡な抹茶アイスでした。
去年、食べた「あまつぼカレー」も載せておきますね。
名前の通り、あまつぼ店のカレーですが、AKATSUKIでもいただけるんです。
黒毛和牛がゴロリと入っていて、なんとも贅沢なカレーです。
インドカレーが好きな自分としては少し甘めに感じてしまいますが、欧風カレーが好きな方には絶対お薦め。
ちなみにカレーのうしろに写っているのは、プラス180円で追加したミニサラダです。
寿香苑 AKATSUKI (焼肉 / 吉祥寺駅、井の頭公園駅)
LIGHT UP COFFEE
涼しくなったら・・・なんて言っていたら真冬になってしまいました。
というか1年以上経ってしまってますが、そんなことは気にせず、ホットコーヒーの飲み比べをしてみよう!
お店の奥に進むと、おや焙煎する前のコーヒー豆が。
いま、丁度焙煎するところなんですよ。
と、ニッコリ微笑みながら答えてくれたのはバリスタの相原民人さん。
余談ですが彼の父は相原コージさん。「コージ苑」という代表作で有名な漫画家です。
いまや彼の入れるニューウェーブのコーヒーを求めて、休日ともなると来店客があとを絶ちません。
さてさて、さっそく飲み比べ。
- ニカラグア
- コスタリカ
- エチオピア
この3つを選んでみることに。
カードが付いてくるので、どれを飲んでいるのか確認しながらテイストを楽しめます。
あ、思っていたより飲みやすいです。
アイスコーヒーだと酸味が際立っていて、珈琲=苦味という先入観が強い自分には少し抵抗があったのですが
温かいとフルーティーさは残しつつ、酸味が抑えられているので味と香りを存分に楽しむことができます。
これは自分のなかではコーヒーとは全く別物です。
ニューウェーブと呼ぶにふさわしいですね。苦味に強い魅力を感じている方には受け入れ難いでしょうが
こんなコーヒーが今後主流になっていくのかも知れません。
2014年の夏に日本のコーヒー文化を変えたいと野望を胸に学生時代からの友人と2人で立ち上げたお店ですが、そろそろ2号店として京都に進出するとかしないとか。
若い力をとても強く感じるコーヒー店です。応援していきたいな。
2014/8/31 フルーティーなシングルコーヒー
中道通りの奥、原ドーナッツが原っぱだけになり、その跡地にシングルコーヒーの啓蒙に勤しんでいるコーヒー屋さんができた。
シングルコーヒーと言われても、いろいろブレンドされたものと何が違うの?
産地別だとか農園別だとかでそんなに味が違うものなの?
と正直思っていた。
そんな疑問に応えるように
600円で「飲み比べ」ができる。
本日のテイスティングは↓のアイスコーヒー3種。
- エチオピア
- ケニア
- グアテマラ
3つのグラスには品種やら産地やら生産者などが記載されたカードがそれぞれ付いている。
早速、飲み比べ!
おー確かに違う、全然ちがう!
そしてどれも酸っぺ~。
特にグアテマラは強烈な柑橘類のような酸味。
それもそのはず、コーヒー豆をあまり焙煎せず苦味を抑え、雑味のないフルーティーな味を楽しんでもらいたいからだそうで。
こりゃ、ワインや日本酒なんかと同じだな~。
コーヒーと言えば、苦味を楽しむもんだろうと思っていたけど、こーいう嗜み方もあるってことを知った。
とは言いつつも
苦いコーヒーに長年慣れ親しんできた者としては、これを美味しいと感じれるようになるには、まだまだ時間が掛かりそう。
涼しくなったら、ホットコーヒーでも飲み比べをやり始めるそうだ。
そうすると、もう少し酸味が抑えられるそうなので
是非またチャレンジしてみたい。
立田野茶寮 吉祥寺店
先日、新メニューとして白いおしるこというものが登場しました。
どうやら「白い」シリーズの第一弾として札幌を皮切りに販売を始めたようです。
一体どんなものなんだろうと気になっていたので、早速いただいてみました。
運ばれてきたホカホカの湯気をたたえ甘酒のような色のお汁粉に、まあるいものがプカりと浮いています。
何だろうと思いつつ写真をパチパチ撮っていると、その丸いものがみるみるうちに溶け始めました。
わわ、なんだなんだ?
と一口食べてみるとちべたい!
温かいお汁粉に冷たい求肥で包まれたアイスを浮かべてあるんです。
まさにロッテの雪見だいふくをポチャンと入れた感じですね。
これは美味しい!求肥のトロトロに溶けた食感も好きです。
これ、フリーズドライの普通のお汁粉を使って、自分の家でやってみても絶対美味しいと思います。
白あんはトロみが付いていて、お米でしょうか?そんな香りが立っている一品となっています。
立田野茶寮の冬の新定番になりそうな予感です。
あ、写真に写っている立田野茶寮のマークの付いたお菓子は「和のアフタヌーンティー」に付いてきたものです。
これモナカなんです。モナカと餡が別々になっていて、自分で最中を完成させるタイプのお菓子。
写真撮ろうと思っていたのですが、撮る前に食べられちゃいました・・・(⌒-⌒; )
話のついでに・・・
前回気になっていた1日15食限定の「和のアフタヌーンティー」もいただいてみたので簡単にご紹介。
鉄瓶に注がれたほうじ茶と共に少しずついろんな種類のものが食べられるのは魅力ですね。そして話題づくりにはもってこい!
でも、これといって秀でたものがあるわけでもなく、一回食べればまあいいかなぁというのが正直な感想です。
あ、でも長居することを目的とするなら、ほうじ茶だけでなく全てのドリンクが飲み放題で1500円強なので、選択する価値はあるかも知れませんね。
2015/10/27 訪問
「立田野」と言えば、創業明治28年以来、今も手作りにこだわり続けている銀座の老舗甘味処。
特別な日にいただきたい高級な甘味処の新コンセプト店が、ここアトレ吉祥寺の地下、はらのキッチン跡地にオープン。
もともと「和スイーツをもっと気軽にカジュアルに」と若者をターゲットに「茶寮」を展開している立田野ですが、こちらはスタンド販売ではなく着席して頂くスタイル。
雰囲気や食器などちょっぴり高級感を出して、ちょっと大人の立田野茶寮といった感じでしょうか。
白木で統一された外観はとっても清潔感があり好感が持てますね。
はらのキッチンの頃と同様、店舗に壁はなく外と内を隔てているのは暖簾一枚のみ。店内の様子がチラリと伺えるので私のようなビビりの人でも入りやすいです。
早速メニューを見てみようと・・・
お~、メニューがタブレットぅ~!
いずれどの店もこうなっていくんかのぉ~、全体感が見たいのぉ・・・
スワイプしないと各メニューに進まないのが面倒と感じてしまうジジィな私。
さてメニューを確認すると
食事ものは「釜飯」だけかと思っていたのですが、カレーや茶漬けなどもあり、食事メインでの利用もありかと。
一番目を引いたのは、15食限定の「和のアフタヌーンティー」
すいません。これ店頭に陳列されているサンプルです・・・
「限定」という言葉に弱いのですが、ガッツリご飯ものが食べたい時間帯だったので、これはまたの機会に。
お茶とスイーツ盛合せで1600円(注文できるのは14:00~17:00まで)、なかなかのお値段。
そして、値札のところに「フリードリンク」という表記がありました。
どの飲み物を合わせてもいいよ、何杯飲んでもいいよ、さてどちらの意味なんでしょうね?
もし前者だったら、今度ぜひ食べてみたいです。
その時の気分でほうじ茶にするか、ラテにするか、それとも抹茶にするか決められると嬉しいですね。
とりあえず釜飯いただきまひょ。
すると、「これから調理しますので、三十分ほどお時間いただけますか」とのこと。
急いでないので、どーぞどーぞ。
ならばと、先にスイーツをいただくことに。
我が家はデザートの順番にこだわりなしなんです。
というより、自分は甘いものを先に食べたい派だったりします(⌒-⌒; )
フルーツは食後が好きなんですけどね・・・
ということで、きな粉ソフト。
ソフトクリームは「あわ雪/抹茶/みっくす」から選べます。
あわ雪って何だろう?と思ったのですが、要は定番白いソフトクリームのことでした。
写真では分かりづらいですがミックスを選んでます。
ここに黒蜜をタラ~リ・・・
まあ、これでまずいわけなし。
この手のスイーツでアンコがこしあんなのは珍しいですね。
しかもきな粉全然かかってないでないの・・・と思ったら下にいらっしゃいました。混ぜ混ぜして食べるのが肝要。
お次はわらび餅あんみつ。
こちらもソフトクリームを選べます。
もちろんこちらも黒蜜をタラ~リ・・・
こちらのアンコは粒あん。
あんみつの立田野と言われていますが、はて・・・そんなに有難がるほど美味しいかなぁ。
というのが率直な意見。
決して、まずくはないんです。というか美味しいんです。でもそれだけ・・・
800円以上出して、また食べたくなるかというと疑問。
でも最近、みなその位の値段ですかね。丸井にある茶寮にしても、キラリナのナナズグリーンティーにしても。
何てことを言っているうちに鶏の釜飯がやってきました。
一見少な目に見えるのですが、底が深いので結構なボリュームです。
お茶碗に2杯分はあるかと。
ミニ釜飯というのもあるので、スイーツ込みで頼むのであれば女性はそちらの方が丁度いいかも。
お値段は100円程度の違いしかないですが・・・
ご飯はかため。具は竹の子、鶏、玉子、椎茸などがふんだんに。
釜の内側はテフロン加工・・・ちょっぴり情緒なしですが、ちゃんと焦げ目は出来ています。
ご飯がパラリとしているので、もう少しほろほろというか、粘りがあると嬉しいですね。
そして、最後にカレーうどん。
カレーライスと迷ったのですが、和風なイメージが強かったこちらをチョイス。
牛すじを使ったカレーで黒々としています。
温泉たまごが乗っていてポイント高し!
コクがあってこってり和カレーです。うん悪くない。たまごと一緒に食べるとウんまい!
でも、甘味処で注文する人って、お蕎麦屋さんのカレーが食べたくて注文するのではないでしょうか・・・
もっとモッタリしていて、ダシがグイっと効いているアレですよ、あれ。
あの懐かしいカレーが食べたい。カレーうどんが食べたい。
吉祥寺駅近辺で食べれるとこを知らないんですよね・・・
そのうち絶対探したる!半径1kmまでエリア拡大して探したる!
オープンしてまだ一週間。
スタッフの方が初々しくて微笑ましいです。
これから慣れてきて、対応や立ち居振る舞いがスッスッとできるようになったらいいお店になると思います。
階段ノ上ノ食堂
井の頭通りに面する「富士そば」の上、文字通り階段の上の食堂が今月中旬にオープンしたようです。
お昼も夜も同じメニュー、同じ値段。
ランチにしてはチョイ高め、夜ご飯にしてはチョイ安めと感じられる1200円前後という価格帯です。
さて、それが吉と出るか凶と出るか・・・
メニューは仕入れによって変るようですが、訪れた日はこんな感じでした。
- 平スズキと紅菜苔(ベニナバナ)の揚げ出し
- 厚切りポークジンジャー
- 寒ブリ・マグロ中落ち・イクラの三色ちらし丼
- 短角牛のロース網焼き山ゴボウ味噌添え
短角牛の網焼きだけは別格のようで3000円とお高め。
いずれも、サラダ、小菜盛合せ、ご飯、汁物が付いてくるようですね。
どれも美味しそうなので、迷ってしまいますが、「厚切り」という響きが気に入ったので生姜焼きにしよう!と心に決めて、いざ階段を。
事務所かと思うような殺風景な扉をあけると、こんな空間が広がっていました。
カウンターの他にテーブル席がいくつかあります。
促されるままカウンターへ着席し、改めてメニューを拝見。
サイドメニューとして、生玉子や納豆、いくらなどがプラス100~300円で付けられるようなので、自家製無添加タラコも頼んでみました。
待っている間、店内を見渡すと、陶器の置物がいたるところに。大きいのやら小さいのやら・・・
かわいい!
などと写真を撮っていると、すぐにサラダが運ばれてきました。
おろ!思いの外、凝ったサラダです。
パルミジャーノ・レッジャーノが散らしてあって、ちょいと期待!
そのあと、少しして小菜盛合せが。
こーいうの好きです!
いろんなものを少しずつ食べるのって楽しいです。
手前から、漬物、タコ、コハダ、エビとカリフラワー、自家製豆腐。
どれも丁寧に作っているなぁ~というのが伝わってくる一品。
お豆腐はちょっと自分には合わなかったけれど、コハダは最高!
そして、いよいよメインの豚さん登場。
30年近くも抗生物質を使わず放牧で育てているぶぅふぅうぅ農園の豚だそうです。
うほっ!ご飯と良く合いまするぅ~。
脂身も甘くて美味い!ご飯がこれまた自分好みの柔らかめの炊き加減。
バグバグ食べて速攻お替りです。
若干少な目によそってあるので、恐らく男性ならば必ずお替り(+50円)することになりそう。
椀物は、普通のお味噌汁かと思ったら、平スズキのあら汁だそうで。
そして最後にタラコ登場!
これまた塩気があまり強くなくとっても食べやすい。
あ~もっとご飯が欲しい!でも、もうそんなに食べられんです・・・
いや~満足です。満腹です。
メインの皿が少し寂しいので、もう少しワクワク感を煽ってくれるような盛り付けだと更に満足感がありますね。
食後のお茶を戴きながら、店主と少しお話させていただきました。
明るく話しやすい方なので、とても好感が持てます。
こちらのお店のコンセプトは、↓こんな悩みを持った食堂難民を救うことだそうで。
- チェーン店だとちょっとなぁ・・・
- カフェ飯ではなく食事がしたい・・・
- お酒を飲まないから入り難い・・・
まさにいつも自分が抱えていた悩みだったので、こんな駅近でそれを解消してくれるお店ができるのは、とても嬉しいです。
応援したいお店がまた増えました。
あ、もちろんビール、日本酒、焼酎、ワインなど種類は少ないですが、お酒も一通り置いてあるのでご安心を。
猫屋横丁@長男堂
横丁と言っても、そんな横丁があるわけではなく、3・6・9・12月の第3日曜日に長男堂店内で開催される日曜市のことなんです。
ずっと行きたい行こうと思いつつ、いろいろあって行けずじまいでしたが、やっと念願叶いました。
この日は、ハーモニカ横丁の朝市に寄ったので、その勢いを利用してエッチラおっちらと。
いろんなお店のレビューを書いておきながら何を言っているんだろう?と思われるかも知れませんが、お店に行くといつも緊張しています。
ここ半年ほど前あたりからはその度合いがヒドく、コミュ障の世界へようこそ~と扉が開かれてしまいました。
注文をするのも、写真撮影許可をとるのも毎度のことながら、背中が汗でびっしょり。
注文待たれたりなんかしたら、そりゃあもう、何でもいいから頼んでまえ~と吟味もせずに注文して、あとでメニューを読み返し、あぁこれにすれば良かった~なんていうのが常です。
それでも頑張って平静を装うとするのですが、緊張しているのを隠そうとするがあまり、たいそう挙動不審なので撮影を断られることもシバシバ。
運よく断られなくとも「写真を何に使うんですか?」と訊かれることが多いんです。
そんなにオドオドしなくとも・・・と思うんですけど。もっと元気いっぱいフレンドリーになれたら・・・と思うんですけど。
長男堂をご存知の方なら、ここまで書けば行けなかった理由が分かるかと。
そう、こちらのお店は接客に難ありなのです。
基本はお惣菜&お弁当屋さんなので、そんなに構える必要はないとは思いつつ、「ムっ」とされたら自分は水たまりに顔を突っ込んで死んでしまうんじゃないかと慄いてしまうんです。
夜、お店の前を通るも「お弁当ください」の一言が発せず、何度寂寞な思いになりながら通り過ぎたことでしょう。
ましてや、数多の約束事を突破しなくてはいけない食堂の利用なんて夢のまたゆめ。
実際にはその約束事なんて決して不当なものではなく、「店内利用には一声かけてください」とか「大きな声を出さないでください」とか・・・
客として当たり前のことしか書いてないんですけどね。
それでも、自分にとって店内に入るということは容易ならざることなのです。
じゃあ、行かなきゃいいんじゃね?
はい、その通り!おっしゃる通り!
でも、カフェとか食堂と名の付くお店にはどうしても行きたい衝動に駆られてしまうんです(⌒-⌒; )
「接客はあれだけど、料理はうまい」とか言われたら、行きたくていきたくて・・・
そんな自分が店内に入れる一世一代のチャンスが「猫屋横丁」なのです。
横丁を開催している11:30~14:00の間、特に12:00くらいまでの30分間は、常連さんや長男堂LOVEな方々がドッと押し寄せてくるので、その波に乗れれば!
そんな予想が当たり、次々と入店していく方々のうしろにくっ付いて
ばんざーい、難なく潜入でけました~!
いやいや、ミッションはこれで終わりじゃないんです。
写真を撮らせてもらわねば。
すっげー忙しそうにレジ打ってます。声掛けづらいです・・・
あ、でも、このままじゃ、不審者になってまう!
何も撮らずに、何も買わずに去る羽目になってまうぅぅぅ!!
「しゃひゃぁしん、撮ってもいいですか?」
緊張がピークに達し、声うわずっちゃいました( ̄ロ ̄|||)!!
「どうぞ」
あっけない回答がサラりと・・・
ばんざーい、これで買えるど~!
狙っていたhidamariの天然酵母パンへまっしぐら!
開店数十分で、すでに半分くらいになっちゃってます。
急いでいくつかのパンを購入。
お隣では美味しそうな焼き菓子がたーくさん。
でも、ハーモニカ横丁で、しこたま買ってしまったので諦めます。
その奥から、何やらゴニョゴニョ聞こえてきます。
どうやら今藤侑希先生が格安で占いをしてくれているようで。
本やCD、雑貨なども売っていて、狭いなりにも本当に横丁みたいじゃないですかっ!
さっきからいい匂いがすると思ったら、とうふコロッケなんぞも売ってます。
玉子そぼろサンドとか書いてあるからパンかと思いきやご飯でサンドしてるみたい
コロッケをおかずに食べたいから、これも買い!
お弁当はたいやき そらで何度か買っているので今回はスルー。
晴れて入店できたので、店内でコーヒーでも飲んで行きたいところなのですが、お昼から用事があることを思い出し、うしろ髪引かれる思いで退散です。
さて戦利品を奥さんと一緒にいただきましょう!
まずはパン。袋詰めされたときには気付かなかったんですが、ひとつひとつがかなり重いです。
ぎっしり身の詰まったパンです。
カンパーニュを切ってみると、かなりハード系。
クルミやレーズンがいっぱい!
ひと口食べると、オレンジの香りもほのかにして美味しい。トーストで軽く焼いて食べても美味しそうですね。
酒粕酵母パンも見た目に似合わずズッシリとしています。(切ったところを写真に撮るの忘れました・・・)
ひと口食べると、すっぴゃい!
天然酵母の酸っぱさが苦手なので、こりゃあ自分に合わんなと思ったのですが、
モグモグするほどに甘味と小麦の旨みが出てきて、噛みしめる度に美味しさが増してきます。
これで120円は破格。
最後は、あんバターパン。
まるでソースコロッケバーガー!
はみ出るほどあんこ入ってます。一口食べると、自家製あんの優しい甘味が好印象。
少しだけ温めてバターを溶かし気味にして食べるのがGood。あんことバターってほんとに良く合いますよね。
さてさてお次はトウフコロッケ。
包丁を入れてみると・・・
中から色鮮やかなお豆ちゃんがピョッコリ。
ホクホクに温めてからバクリっ!美味いっ!
豆腐とかオカラのコロッケってパッサパサで味気ないものが多いですが、こちらのは食べやすいんです。
うまく説明できないんですけど、コクがあるというのか、何も付けなくても美味しい。
少しだけ醤油をたらしていただくと自然と笑顔がこぼれちゃいます。
これをおかずに卵サンドもバクリっ!こちらもウマっ!
最近は「おにぎらず」というんでしたっけ?こーいうの。やっぱり自分はパンより飯が好きですね~。
もっと買ってくれば良かったと思うけど、これ以上食べれんのですけど、そして今日はホントに食べ過ぎ・・・
朝市とかマルシェとか行くと、どうしても買いすぎちゃって困ります。
あぁ、更に長男堂のご飯を食べてみたいという気持ちがフツフツと。
お弁当でも悪くはないのですが、いつかあの場所で温かいものを食べてみたいです。
たいやき そら
かき氷の季節も終わり、たい焼き屋さんに戻った「そら」の前を通りかかると、店先には長男堂のお弁当ではなく、あんこを使ったホットサンドが並べてありました。
こんなのもやっていたんですね~。買って参りまひょ。
品揃えは2種類。
- あんバターサンド(250円)
- あんチョコサンド(300円)
どちらにするか迷ってしまったので、どちらも購入することに。
トーストに餡を挟んだシンプルなもの。
あとで調べてみると、毎日販売しているわけではなく、木金土日だけのようです。
時間はだいたい12時半ごろから店頭に並び、売り切れごめんという具合。
さっそくおうちに帰っていただきまっ!
作り置きなので、少~しだけトーストで温め直して食べた方が美味しい、特にあんバターは。
見た目、お味ともに、おうちで作るトーストサンドでござい。
シンプル イズ ザ ベスト!
個人的にはあんチョコはちょいと重たく感じるので、あんバターの方が好きかな。
こちらのお店はいつも新しいものに挑戦しているので応援したくなっちゃいます。
いま気になっているのは、お餅入りたいやき。
注文が入ってから作ってくれるそうなので、必ず熱々をいただけます。
あんころ餅みたいで美味しいらしいです。近いうちに食べてみよっと。
9月いっぱいまでは 「かき氷 そら」に変身!
2015/8/5 訪問
今年の夏も暑い!
夏は好きなのだけど、さすがに辛い・・・
もう日本は亜熱帯地域と呼んでいいんじゃなかろうか。
こんな夏にタイ焼き焼いたら店内はサウナになってしまう・・・
ということで、夏が過ぎるまでかき氷屋さんになるのだそう。
お店に到着すると暖簾が「かき氷」となり、チリンチリンと風鈴が鳴っている。
メニューを見ると、900~1000円のものが多い。
た、高くね?
最初はそー思った。
でも、カウンターに着きかき氷を作っている様子を見れば、まーこれ位する価値はあるな~と納得しちゃうのだ。
自分は岡山県産の桃を使った桃ミルクを注文。
まだお昼過ぎだというのに、これで最後らしい・・・
氷を少し削っては角切りした桃を乗せ、また削っては形を整えミキサーにかけた桃100%のシロップを流し込む・・・
という作業を繰り返し、こんもりとしたかき氷が完成する。
思ったより時間のかかる作業だ。
追加の桃シロップとミルクの入った小瓶が添えられて出てくる。
氷は雪解けフワフワというタイプではなく荒削り。
フワフワ好きの方には少し期待外れなものとなるだろうけど、見た目とは裏腹に口に入れると優しく溶ける。
桃の自然な甘さがとてもいい。
そして崩さないように食べるのは至難の業。
かみさんは黒糖きな粉デラックス。
こちらも似たような工程で、小豆と黒蜜と氷が何層にも重ねられている。
追加の黒蜜の入った小瓶もやっぱり添えられ、さらにデラックスの場合、白玉とあんこが別皿で提供される。
やっぱり、たい焼き屋さんのかき氷を食べるのだから、あんこ付きのものを選ぶのがいい!
今度はほうじ茶を食べてみたいなぁ~。
一丁焼きで丁寧に焼き上げた薄皮アツアツたい焼き イートインも可能
2014/12/6 再訪
前回、お茶が予想以上にちゃんとしてたので、他のものもこだわってたりするんじゃなかろうかということで
コーヒー目当てで再訪。美人のお姉さん目当てという噂も・・・
いやいやコーヒー目当てという体を貫いて!
「ペーパーですけど」とニコリとしたあと、とっても真剣に、とっても慎重に淹れてる。思わずこっちも真剣に見ちゃう。
もしかしたらバリスタとかやってた方なのかも。
たい焼きをハフハフしながら、コーヒーをすする。
あんことコーヒーがこんなにマッチするとは!
あんこにはお茶が一番と思ってたけど、コーヒーの苦みと酸味も乙だの~。
ごちそうさまでした!
2014/11/16
お昼食べたんだけど物足りず・・・
なんか軽く食べたいな~と昭和通りをぶらぶら。
「金井さんち」も「林さんち」も閉まってるでねーの・・・
うろうろしてるうちにどん詰まりまで来てしまったので中道通りに渡り折り返し。
と思ったら、たい焼きの文字が!
ツツツーっと吸い寄せられる。
あ、そらだ!
中道通りで屋台販売しているのをたまに見かけていたけど、とうとう店舗をもつことになったのか!何だか嬉しい。これはひとつ頂いて参ろう。
伺うと、店内で飲み物と一緒に食べられるそうなのでお邪魔することに。
飲み物は↓から選ぶ。(未就学生はジュース1杯無料)
- コーヒー
- カフェオレ
- 紅茶(アールグレイ)
- ほうじ茶(有機茶葉使用)
どれも合いそう。
有機茶葉とか体に良さそうなのでお茶をチョイス。
と目に留まったのが長男堂のお弁当。え?お弁当なんてやってるんだ。食堂&カフェじゃなかったっけ?
しかもここで販売してるなんて・・・
面白い、ちょうど白飯食べたかったのでこれも頂く。
たい焼き屋さんのイートインでお弁当食べれるとは思わなんだ。
長男堂の店主は接客するよりかは仕出しとか裏方惣菜屋さんの方が絶対向いてる。
この形態に至る過程が想像できてしまい、なんだかクスっと笑ってしまった( ´艸`)
興味のある方は長男堂に一度行ってみるべし。
中学校の生徒手帳に書いてある校則のようにビッチリ書かれた食堂利用条件をクリアできるかな?
弁当(今日は豚肉とお揚げロールキムチ風弁当)をペロリと平らげるとほうじ茶を出してくれた。
鉄瓶でっせ!こんなちゃんとしてるとは思わなんだ。
渋みなく甘いほうじ茶。お湯を足してくれるのもありがたい。
こちらのたい焼きは一般的なやつじゃなく、一尾ずつ焼く古いタイプで作られている。一丁焼きと呼ぶそうな。
めっちゃ忙しそうに、そしてリズミカルに、ひとつひとつをクルクルしている姿を見ているのも面白い。
なんで、こんな面倒で時間のかかる焼き方をしているのか聞いてみると
皮が薄く香ばしく焼きあがるんですよ
答えてくれたときの笑顔が良かった。
確かに皮が薄い!パリっとしてる。こりゃあ焼き立てを食べないと。
そしてところどころある焦げも好き。あんがトロリとしているので、横からはみ出さないように気を付けて。
うん、また利用したい。駅からちと遠いけど・・・
だしの名残り おふくわけ
良く行くカフェの店主から紹介されたお店。
ということで、今回は吉祥寺ではなくお隣三鷹駅からの方が近いこちらのお店にやってきました。
住所を確認すると武蔵野市・・・
ほんと三鷹市と武蔵野市の境は複雑です。
「味わいの蔵 花藤」というご夫婦で営まれている割烹(おまかせ日本料理)の支店という位置づけです。
ご子息が始めた定食屋さんだそうで。
ここ朝・昼・晩と営業してるんですよ!
利用者にとっては嬉しい限りですが、いつ寝ているのだろうとちょっぴり心配してしまいます。
今回訪れたのはお昼時。
三鷹からテクテクと10分ほど歩いたところに緑を基調とした2階建てを発見。
どれどれ、どんなメニューがあるのかな?
なんて店先でランチメニューを見ていると、自分の隣に赤と白のシマシマが
あっ!楳図せんせぇ~!
こ、こんなところまでお散歩されているのね・・・
お元気そうでなによりです。
一緒になってメニューを覗き込み、一緒に入店・・・と思いきや、入ったのは自分だけ。ちょっぴり残念。
カウンタに座り、煮魚定食を注文。
カキフライも魅力的だったのですが、今日の魚は「黒ソイ」だと伺って迷わずお魚に。
あまり食べたことがない食材に惹かれてしまうんですよね。
それにしてもカウンタの奥行きが狭い。
テーブル席とカウンタ席の間も狭く、かなり窮屈な感じ。2階には座敷があるようですが、そちらはどんな感じなのでしょう。
カウンタの奥では、これぞ料理人!という出で立ちの方がアジを捌いています。
流れてくるFMラジオに耳を傾けていると
お待ちどうさま
と、若い店主が御膳を運んできてくれたのがこの黒ソイです。
とても淡白な白身です。
味付けも魚の風味を殺さないよう上品でさっぱりとしています。
実は甘辛く煮詰めた煮魚の方が好みなのですが、大変美味しくいただけました。
添えられているゴボウも美味しい。
ご飯は新生姜の炊き込みごはん。
ふっくらと炊きあがっていてとっても美味しい!
お味噌汁も、そして小鉢も丁寧に下ごしらえしているんだなぁ~というのがグルメじゃない自分にもハッキリと分かるほど。
これだけものが1000円未満で食べれるなんて。
ここは通いたくなるお店ですね。近くに住んでいる方やお勤めされている方が羨ましいです。