【閉店】ヒトト

【閉店】ヒトト

駅から徒歩

3 min

ヒトとおおいた

井の頭通り JR吉祥寺駅南口(公園口)

ビルの取り壊しのため、来春にはこの場所は無くなってしまいます。
その前までには、また来よう・・・と思っていたので、早速来てみました。

関連記事:「ヒトとおおいた」の展示をやってます

実は先週既に訪れようと試みたんですが、やはり自分と同じように思っている方が多いようで、お昼を食べようと訪れた方々で長蛇の列が。
こりゃあダメだと、今度は開店ちょい前に。それでも数組の方が既に井の頭通りで待っていました。
これ、知らない人が見たら何の列だろうと不思議に思うでしょうね。

ヒトト_外観

こんなボロッちぃとこに何があるんだろう・・・?と。
でも、この場所だからこそカフェを始めたのだという店主の言葉を見たことがあります。

ヒトト_階段

きしむ階段を3階へと。
2階にも雰囲気のよい服&雑貨屋さんがあるんですよね。
そちらの天井にはいくつも穴があいてしまっているのですが、それもうまくディスプレイされてて。センスを感じます。

ヒトト_キッチン

3階に着くと、もういい匂いがしてきます。
先に並んでいたお子さん連れの方たちが座敷部屋の方を利用してくれたので、お気に入りの窓際席にありつけました。
先日来た時には、こんな風に食器を並べて展示していたのですが、

ヒトト_ヒトとおおいた展示2

今日はテーブル席に戻っていました。
メニューを見ると、大分の食材が使われているようですね。

ヒトト_メニュー

メニュー

いろいろ食べてみたいので、「選べる3品セット」にします。
今日の献立は

  • カリフラワーとヒエのクリームコロッケ
  • レンコンのフリット
  • 白菜とお揚げのしょうが焼き
  • カブのサッと煮(ワカメだし)
  • 里芋と舞茸のバルサミコあえ
  • 大根と菊の塩麹あえ

下線の付いている品が大分県産のものです。ごはんも耶馬渓産のお米だそうで。
どれにするか迷うことなく、お薦めと書いてあった、クリームコロッケ、里芋、大根を。

ヒトト_ランチセット

うん、いつ見ても素朴な献立。
そして過保護な調理。
これを丁寧と人は言う。
自分もそう思います。とっても手間をかけて美味しく調理してくれています。
でも、元気な食材ってそんなに飾らなくても大丈夫と思う自分もいるんです。

ヒトト_ランチセット6

里芋と舞茸のバルサミコあえ

ヒトト_ランチセット5

カリフラワーとヒエのクリームコロッケ

引き算の料理とでも言うのでしょうか。
でも、そんなお店に食べに来るお客さんなんていないだろうなぁ。だからこれでいいのだ。
お味噌汁おいしー!
クリームコロッケにかかっているのはソースじゃなくてお味噌でした。麹の香りが強いお味噌ース。面白い組み合わせ!
ゆっくりとよく噛んで味わって食べました。

ヒトト_お茶

ここは温かいお茶を出してくれるところが好きです。
食事には冷たいものより温かいものが欲しいんですよね。
お茶を飲みながら、ふと上を見上げると

ヒトト_店内3

たしかに老朽化がはげしい。雨漏りしちゃってるみたい。
ここに来る人は、それもまたいとをかし・・・と気にしない方ばかりでしょう。
でも、いざ地震が起きて建物が倒壊するようなことになれば、責任を問われるのはビルの持ち主。
自分がもしその立場だとしたら、やはり存続することに首を縦には振れません。

たぶん、自分がここでする最後の食事だと思います。あ、種市は行くかな?キチムの方へ行くと思うけど。

ごちそうさまでした。
吉祥寺にこんなお店がまた生まれることを願っています。

 


2014/10/13 訪問

台風19号まだ来ない昼時。
でも街はひっそりした雰囲気。
病み上がりの妻を連れて体に良さそうなものをとこちらへ。
去年の秋、base cafeから名称が変わった。

ヒトト

人と料理、人と人、人と自然、人と音楽・・・「人と」何かが繋がる場
という願いがこもっているんだとか。
最後に訪れたのはいつだったっけ?
築40年以上のビル、壊れそうで急な階段は更に危なっかしく。
鉄筋むき出しの内装も以前のまま。
畳敷の座敷はちょいとキレイになってる。
昔ここはキャバレーの控え室だったらしい。
この雰囲気が面白い・・・

店内はほぼ満席。女性客、もしくは同伴がほとんど。
中央の5人掛け大テーブルに案内される。
このテーブルは相席上等。
知らない方と顔を合わせて食べるのが苦手は人は、別の席をお願いするべし。

ランチセットは

  • 野菜と豆のキーマカレーセット(1000円)
  • 玄米ご飯セット(690円)
  • ↑のセット+おかず3品(1200円)

おかず、この日は↓から。

  • 古来種 枝豆のキビのサモサ
  • レンコンのフリット
  • 白菜・豆もやし・リンゴのナムル
  • 里芋ときのこのバルサミコマリネ
  • さつまいもとごぼうの胡麻マスタード
  • カリフラワー、人参、ひじきの白和え
  • 大根としらたきの煮物

肉が食べたい方はここには来ない。
安心、安全、ヘルシー、玄米といったキーワードが好きな方が来る。
なので、素材を生かした料理なのだろうと思ったけど意外と手が加えられている。
好みの問題だとは思うけど、過保護に感じてしまった。
そんなに味を付けたり、着飾ったりしなくとも美味しいんじゃないかと。
精進料理みたいになっちゃうとお客さん離れちゃうのかな?

パンとか美味しいけど、やっぱり、ご飯に漬物、いくつかの惣菜、そして温かいお茶。
こんなメニューが幸せ。
ゆっくり、噛みしめて、ご馳走さま。

P.S.
今年の秋も古来種の種市をやるみたい。
キチムやダンディゾンなんかも参加するそうな。


 


関連ランキング:自然食 | 吉祥寺駅井の頭公園駅

Share

Favorite

No Comments

コメントをどうぞ