サイレントカフェ ~今夜から見える星座時計~
吉祥寺から三鷹に移ったサイレントカフェ。
頻繁にイベントを開催していて、たまにとっても興味深いものをやっていたりするんです。
去年、面白かったのが国立天文台天文情報センターの臼田-佐藤功美子さんを講師に招き『太陽系の広がりを体感』というテーマで行ったサイエンスカフェ。
三鷹には国立天文台があるので、そちらから講師を招いて宇宙のおはなし。
太陽系ウォークというイベントと絡めて、楽しく分かりやすく解説していただきました。
今年もまたサイエンスカフェをやっていたので参加してみました。
今回の講師は三鷹ネットワーク大学事務局員の「からけん」こと唐崎健嗣さん。
まずは「星座時計」なるものから話が始まります・・・
ここはサイレントカフェ。
もちろん耳が聞こえない人のために「文字」による解説も行っていました。
また、今回は新たな試みとして、LINEを使った質疑応答なんていうのもトライしてみて楽しかったです。
星の1日の周期が地球の自転より4分早いということを利用して、星の位置からおよその時刻がわかる仕組みを文字と天文シミュレーションソフト(ステラナビ)とお話しで分かりやすく説明してくれ、「笑い」と「へぇ~!」の連続。
ちょいとお腹も空いてきたので、ここでブレイク。料理とワインを堪能。
鶏肉がホロホロやわらかくおいしい!
サイレントカフェの料理は年々美味しくなっていってますよね。メニューも増えていってるし。
手話の練習も兼ねて、スタッフの小島千夏さんが話しかけてくれました。
少しずつだけど話す言葉と一緒に手が動くようになってきたかな。
さて、コーヒーをいただきながら再開。
ここからは、4次元デジタル宇宙ビューワー “Mitaka”(ミタカ)を使って宇宙の旅へと。
ジョイスティックを使って、縦横無人に宇宙を駆け巡ります。
天の川が銀河系だったこと、M78星雲はM87星雲の書き間違いだったこと、隣の恒星まで何と遠いことか!
いろんなお話を文字にしてくれたのはアトリエ・ミショーの鞍田さん。
両手がふさがってしまったカラケンさんのヘルプを買って出てくれました。
宇宙の果てには何があるのでしょう・・・
そもそも果てがあるのでしょうか?閉じた世界なのか、無限の世界なのか?
宇宙を考えるということは哲学にも似ています。
そんな締めくくりで、今回のサイエンスカフェは幕を閉じました。
あっという間の2時間。
帰り際、見上げると生憎の曇り空。でもあの奥には満点の星、オリオン座はまだ東の方かな?
そんなことを考えながらサイエンスカフェ@サイレントカフェをあとにしました。