藁っていい鴨
弁天通り沿い | JR吉祥寺駅南口(公園口) |
「がちゃがちゃ」、「もも吉」などを手掛けるGood FatがOtotoの跡地に10月あたま鴨しゃぶ屋さんをオープン!
一度聞いたら忘れないオヤジギャグのようなインパクトのある店名。
そろそろオープン時のゴタゴタも落ち着いているだろうと思い、お邪魔してみました。
週末の宵の口、店内に入ると既にお客さんでいっぱい。
立ち飲み席なら案内できるとのことなので通されるままに。
人気あるんですね~。
着席したければ、予約した方が無難です。
鰻の寝床のように細長い店内は手前が立ち飲み席、奥がコの字のカウンターになっています。
立ち飲み席の間が通路になっていて、店員さんだけでなく皆ここを通ります。
ここを通るときは、お相撲さんのように手刀を切りながら通らないといけません。(うそです)
ここを通ると立ち飲みしているお客さんから拍手で迎えられます。(うそじゃなかったりします)
地下にも席があり座敷などもあります。3名以上の場合はそちらへ通されるようですね。
メニューを見せてもらおうしたら
引き出しからどうぞとの返事。箸や小皿なども立ち飲みカウンタに付いている引き出しに揃っています。
一品料理は12~3品ほど。いくつかお願いしてみまひょ。
まずは鴨みそチーズとカマンベール。
鴨みそチーズは濃厚。お酒の充てにお薦めの一品。
藁を使ってスモークしたカマンベールは、やっぱり香りが美味い!温めてあるのでトロ~リ食感。
豚肉と豆の白煮込みは、ヒヨコ豆やらインゲン豆やら小っちゃいのやら豆沢山。
豆好きの妻が注文、豆好かん自分は豚肉だけいただいちゃいました。
鴨つくねのキツネ焼きはキツネ色に焼いたものかと思ったら油揚げでつくねを包んで焼いたものでした。
固めのツクネだったので、あまり好みじゃなかったです。
ここで、赤ワインをお願いすると・・・
ワインが湯呑みで出されたのは初めてです。
秩父で作られたワインだそうで。和の雰囲気を出すために磁器に注いで提供しているとのこと。
言われてみると、かかっている曲も全て国内アーティストのものばっかり。
モンゴル800、EGO-WRAPPIN’、椎名林檎・・・選曲がお店のテイストにピッタリ。
さて、そろそろメインと参りましょう。
ここへ来たなら「藁焼き鴨しゃぶ」を食べないと!
藁(わら)を使って一気に炙ることで素材の味を活かしつつ、燻製のような深みが得られるというのが売りです。
これで一人前。
- 京鴨ロース肉
- 京鴨もも肉
- 京鴨つくね
- 白根深ネギ
- 青九条ネギ
鴨しゃぶは、どうやって食べたらいいですか?
と尋ねると、「上の歯と下の歯を使って食べてください」と懇切丁寧に教えてくれる店長のテリーさん。
とっても愛嬌があって、終始冗談かましてお客さんを和ませてくれます。
笑いの絶えない楽しいお店
まずは七福醸造の有機白醤油を使ったダシ汁へつくねを投入。
少しつくねから旨みが出たところでシャキシャキの青ネギと白ネギをバサッと数秒くぐらせます。
これに特製の黒胡椒をパパッとかけてまずは一口。
ネギうんまい!
この黒コショウがいい仕事してくれちゃってます。
カンボジアで倉田さんという方が作っている一品だそうで。その名も「KURATA PEPPER」。
期待が高まってきたところで、藁焼き鴨をくぐらせ一口。
鴨うんまい!
山椒とうがらしを付ければ藁鴨のスモークの香りと実山椒の風味、そしてピリリとした辛みが相性抜群。
鴨とネギを一緒に食べると、これまたうんまい!
鴨はやっぱりネギを背負って来なきゃね!
あまりの美味しさに、思わずお替りしちゃいました。
ここで、
鴨の旨みが凝縮されているだし汁で雑炊にしましょう。
その場で全部調理してくれます。
見てるだけで、もう美味しい。
こちらには京都の老舗から取り寄せている黒七味が合います。
はぁ~満足。もう食べれません・・・
と言いながら、一品だけあるデザートを食べてしまうイケない二人。
何気なく頼んだこれ。
小豆のアイスとクリームチーズ・・・この組み合わせ絶妙!うまー!ごちそうさまー!
食後のお茶を飲みながら会計を待っていると、会員証くれました。
鴨しゃぶは一般価格2500円なんですけど、この会員証があるといつでも同席した人全員1500円で食べられるらしいです。
もちろん年会費とかは無く、美味しかったと言ってくれたお客に渡しているそうな。
え?それってつまり1500円が通常価格なのでは? なんて野暮なことは口にしちゃあいけないシステム・・・( ´艸`)
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